SSブログ
トレッキング ブログトップ
前の1件 | -

坊がつるチャレンジ [トレッキング]



梅雨明け直後に湧蓋山登山に行って

暑すぎたため途中で引き返して雨が池方面へ行ってみるも

登り始めた時間が遅くてこれも引き返すという

中途半端なトレッキングをしましたが

今回はリベンジすべく最初から雨ヶ池を越えてさらに先の

坊がつるまで目指したいと思います。


b2-2.jpeg


久住連山に囲まれた窪地のような場所に草原が広がる

坊がつるが一応のゴールですが

何故山のてっぺんを目指さないのかって?



そりゃ暑いからじゃよ(笑)



それに久住の山は登った事があるのですが

坊がつるを経由する山には登った事がないため

ちょっと楽しみなんです。


b1-4.JPG

スタートは前回同様

長者原の蓼原湿原から。



木道沿いに咲く野草やヒゴタイもスルーして

登山口へ

(日向は暑いからね)


b4.JPG

湿原の木道が終わるところが登山口で

雨ヶ池までが2.7kmで坊がつるは4.7km。


春から初夏に上った山は1.2kmから1.4kmだったけど

3倍以上あるのに大丈夫やろか?


すでに湿原内を0.5kmくらい歩いて来たので

往復10km超えだよ。

(しかも山越え)



とりあえず早朝に家を出たため

まだ涼しい中を歩いて距離を稼ぎましょう。

b5.JPG


しばらく歩くと前回引き返したポイント。


1.jpeg


体力100%でスタートしたので

簡単に来れちゃった。



さらに進むと森の中に

休憩場がありました。




ヒノキの森の中に

ベンチが数個設置されててここで

長めの休憩。


b7.JPG


セミも何も鳴いてない静かな森ですが

時々猿の叫び声だけがします。


b6.JPG


今回は水の予備も多めに入れて

ポールも最初から1本だけにしました。

(ロングトレイルじゃないなら1本で十分な気がします)




このトレッキングポールですがめんどくさがらすに

きちんとストラップは閉めましょうね。

b1-3.jpeg


力が加わるとストラップの付け根が支点になって

握らなくても掌がグリップに押しつけられます。



大休憩の後は小休止を挟みながら

先へ進みますがだんだんと登山道らしくなってきた。

b9.JPG


道もすこしわかりにくくなるため木や枝に巻かれた

カラーテープを見逃さないように注意な。


2.jpeg


途中あまりにキツくて写真も撮って無いためワープするけど

最後の急登を登ると道がすこしフラットになってきたよ。


b10.JPG

気付くと周りに生えてる樹の高さが低い。



もしかしたらそろそろ雨ヶ池?

いやそうであってほしい(笑)

b11.JPG


大きな岩エリアを抜けると急に空が開けました。



低木の間の道をすこし進むと

「雨ヶ池」

b13-2.jpeg


キャーーーー!


なんてステキなんでしょう。


b14-2.jpeg


わたしのまだ知らなかった九州がここにありました。



b39.JPG

湿原の周りにはマツムシソウなどがいっぱい咲いてて

ブルービーを探すけど他の蜂しか居ない。

(標高が高すぎた?)


b15-2.jpeg


雨ヶ池と言う名前の由来はたぶん

今は池じゃなくただの湿地だけど雨が降った時だけ

池ができるからかも。


b17.JPG


大自然に囲まれた木道からは

しばらくフラットな登山道が続きます。


b18.JPG

これは坊がつるまでまだ距離はあるけど

楽かもしんないと思ったのはこの風景を見るまででした。

b19-2.jpeg

「坊がつる」


目的地が見えて歓喜の声を上げたいところですが

あんなに下なの?



わたしのイメージではこんなに標高差があるとは思いませんでした。



行くと戻らないといけないので

さっきの雨が池を山のピークと考えると

同じ山頂に2回登る事になるんだぞ。



と、少し臆してしまったが

久住の山々を登る人たちにとってはただの通過点なんだから

これくらい行けないでどうする。

(山小屋で宿泊する人もいるけど)



1枚目の汗拭き用のタオルが濡れて

吸水しなくなったので2枚目を首にかけて

坊がつるへ下ります。

b20.JPG


可愛い樹のトンネルをくぐって

激坂を下りますが

後で登るんだからあまり急なのはやめて~と

心で叫びながら進みます。


b21.JPG


しばらく下っていると

綺麗な階段や石畳もある整備された道になりました。


b22.JPG


その石畳の道を抜けると

視界がドーーーンと開けます。


b23-2.jpeg


坊がつる ゴーーール!」


b24-2.jpeg


背後を振り返ると

三俣山が美しい姿でわたしを見てくれてる。


1744mある山だけど

それほど高く見えないのはここがかなり高い場所って事だね。

(と言っても登る体力は残ってないけど)

b32-2.jpeg


野焼で環境の保全が保たれてる坊がつるの大草原。


b28-2.jpeg


道路があるのは法華院温泉の山小屋や

その他の管理のための車用です。



一般車が入って来れないのも

この美しい環境を保つためでもあるんだよね。

b31-2.jpeg


法華院へ向かう先には

九州で本土で一番高い久住の中岳。



その稜線上を伝うと私の真横にある三俣山に繋がります。

b27-2.jpeg

わたしは一応ここがゴールなので

三俣山を背もたれにして草原を眺めならお昼ごはんにしま~す。

b29-2.jpeg


目の前には人工物がいっさい見えない

大草原。


b30.JPG


日差しがあるけど標高が高いのと

高山からの冷たい風が降りてくるので意外と涼しいのよ。



でっかいおにぎりを2個たいらげたら

少しだけ坊がつるの草原の中を散歩。


b34.JPG


湿原の中を流れる川を渡らないといけないけど

橋が無いよ。



でも完全防水の登山靴のおかげで普通に歩いて渡れちゃいました。



しかもこの川の水が冷たくて気持ちいいし

ほんのりと温泉の香りもします。

(なので魚は一匹もいません)



顔やシャツをまくって肩までジャブジャブと洗ってすっきり。

b35-2.jpeg


べっとりとした汗を洗い流すと

空気まで透き通るような気分になりました。


b36-2.jpeg


泣けるほど九州Loveな風景を満喫しながら

草原を歩く。


b37-2.jpeg


今日は真夏って事でここをゴールにしたけど

涼しくなったらこの草原を山頂から眺めてやるぞと強く誓う響でありました。


b38-2.jpeg


ジャブジャブと川を戻って

分岐点。


b33-2.jpeg


いま来たばかりなので間違うわけないけど

間違ったら体力的にレスキュープリーズとかになりかねないので

しっかり確認。




来るときに激坂を下ったので

カメラを出す余裕なんかあるはずもなく

ヘロヘロになりながら雨ヶ池まで戻ってきました。

b40-2.jpeg


太陽も高くあがった時間になったので

来る時よりも緑が濃くなったように思えるし

日差しが強いのでム~ンと草息も感じます。


b41-2.jpeg


何よりここに戻るまで水をほとんど飲んじゃって残りすくなくなったため

後は戻る事だけに集中。



下りは息切れも心臓もバクバクも無いけど

脚が終わったので階段の段差が辛い。


無理して高い段差を降りると体重を支えれない。



すこしでも段差が低い地面を選ぶたのにずっと地面に集中していたため

気付かないうちに登山口まで戻って来れました。


b42-2.jpeg


ヒャ~~~、頑張った。

がんばった。


b43.jpg


振り返って今来た山の方を見るけど

たぶんこんなルートでず~っと先の見えない草原を目指したんだと思います。



山越えの10km超えは今年の春に

ちょっと低山を登っただけのおじさんにはキツかった。


でも「行けるもんだな~」と言うのが正直な感想かな。

b44.JPG

長者原の売店で

スポーツドリンクをその場で飲み干して

車のエアコンを最強に。


その間にトイレのベンチで靴を履きかえるのだけど

登山靴を脱いで厚手の登山用ソックスを脱いだ瞬間の解放感ったら

文字で例えようがないほど爽快。



次回はすこし涼しくなった頃に

山頂を目指したい思うけどどの山にしようかな?




登れるように応援ポチっとお願いします。

にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ 軽登山・トレッキングへ



nice!(196)  コメント(52) 
共通テーマ:バイク
前の1件 | - トレッキング ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。