本日の御乗車まことにありがとうございます。



2020年最初のちゃんとした?ツーリングは

定刻より遅く成りましたが

響ツーリング出発いたしま~す。

(寝坊したって事な)




今日の相棒は高速を使う予定がないので

財布と老体にやさしい茜ちゃん。



行き先は由布院あたりで

ウロウロしようと思うのでまずはアグリラインを

全ステージ走破。




宇佐から院内方面へ行って最初に見える

大きな石橋の鳥居橋から左折して

裏道へ。





走る予定じゃなかったけどなんとなく安心院(あじむ)へ行くのに

こっちからでも行けるんじゃないかと

思って通っただけなので初めての道です。





石橋がいっぱいで石橋しか見ない院内だけど

裏道を行くとけっこう景色が良いところがあるんだね。





耶馬渓と同じ地形が続く場所なので

岩山がかっこいいよ。





こんな岩山によくお堂とかが

めり込んでるのを見るけどここには無いのかな?

と思った瞬間! あるじゃないかっ!!



この周辺はノーチェックだったので

あるなんて思いませんでしたが

農道から岩山に御堂が建ってるのが見えたのでその方角へ行くと

こんな道でした。



いいぞ~、

このマイナー感がたまんない。



細い苔の生えた坂道を登りきると

小さな駐車場があります。




当然のように私だけ(笑)



あ、そうそう



今日は荷物も少ないので茜ちゃんに装着してる

ベスパクラシックバッグは小さくしています。



しばらくこの機能を忘れてたけど

両サイドを押すとポコっと引っ込んでコンパクトになるんです。


インスタ友達のuraさんがわたしの5倍ほど詳しく

紹介してるのでこちらをどうぞ ↓

uraさんのブログ



茜ちゃんを停めた駐車場から

あるくこと10秒くらいでお堂。



本年初のめりこみシリーズでございます。



「小坂不動尊」




鎌倉時代の不動明王像があるらしいが

その前にいつも思うけどよくこんな岩山に綺麗に

めり込ませて建ててるよね。





初詣でもう5社ほど廻ってるけど

ここでもしっかりツーリングの安全をお願いします。




御堂の前でお参りしてると

扉に自由に入って良いという説明書きがあるじゃないか。


カラスが入ってお供え物とかを荒らさないよに

しっかり扉を閉じれば自由みたいです。



入ってみるとお正月から日が経ってないので

お供え物も綺麗でお酒とかいっぱい置いていました。



座って見上げると不動明王。




とにかくカラフルで

修復を繰り返して原型がわからない状態らしいけど

この不動明王は明王山蓮華密寺道場小坂蓮華寺の所蔵仏で

火焔光を背に宝剣と羂索を持つ威風堂々としたお不動様です。



両脇に立つのは全身赤い制叱迦(せいたか)童子と

白い矜羯羅(こんから)童子像。



格子の間から・・・





修復で塗られてるとはいえ

1728年の像がこうして自由に見れることに感謝。





知らない道を走ってるとこんな

発見があるのが楽しいよね。





では本来のルートへ向かいます。






山に向かいそうだけど

たぶんこれで行けそう。



安心院のワイナリーの手前に無事に出たので

安心院の街からR500へ





この周辺は東椎屋と言って

近くには西椎屋もあるくらい椎の木に生育に適した

場所らしい。



そんなわけで「東椎屋のイチイガシ」




熊野神社の境内に立つ大きなイチイガシ×2。





どっちも神社の御神木になってて

まずは幹回り6.75mの木に初シェンロンでご挨拶。





そしてもう一方の幹回り8.2mの木は

中からご挨拶。





大きな空洞ができてて

掃除道具が入れられてるのが気になったけど

とっても神々しいイチイガシでした。





樹齢は400年から500年なんだって。



では茜ちゃんに戻ってツーリングの再開。


あ、本殿に参拝するのわすれた(笑)





R500を引き続き走りますが

椎屋地区からどんどん標高が上がってきます。





その途中の萱籠にあるトンネルで

本年最初の「隧道が好きだ」



隧道と言うより普通のトンネルだけど

鉱滓煉瓦みたいな煉瓦で組まれたトンネルだよ。


さらにすこし先へ行くと

「須崎の滝展望所」




国道沿いに横付けして停めて見れる

超お手軽な滝見の展望所です。


実はたぶんそんなに良い眺めじゃないだろうと

ずっとスルーしてたので覗くの初めて(笑)



ほら、やっぱりめっちゃ遠いし。



でもまぁ、近くからみたら

すごく迫力ある滝なだんろうな~ってのはわかります。



35mm換算105mmでさらに

界王拳1.4倍(デジタルズーム)でこれくらい。


滝つぼも大きいので

整備されて下から見れるようになると良いな。



滝は通り道で停まっただけで

本当の目的地は2kmほど先へ行った

小さな集落の中にありました。




「天間八幡神社」



小さな神社の参道は

廃校になった跡地になっていて広いスペースがあります。




本殿はここだけ森に囲まれてて

村の鎮守様って感じですが

わたしが見たかったのはこの不思議な像。




なんじゃこりゃ?


参道脇にあるのだけどこれなに?



牛馬や火の神などを祀ってるらしいけど

火の神様?





廃校ってことも考えると

美術作品の残骸の可能性もあるけど

わたしのあらゆる検索術を使って調べてもまったくわかんない。


祀られてる応神天皇との関係も見えてこないし

謎だらけの像でした。



とりあえずこれで

わたしもヒノカミ神楽が使えるようになるかも。



ミステリアスな九州がますます好きになっちゃう。



そんな不思議な像から先は

景色が一変して草原エリアに突入でございます。





不思議な像の後に象。





久しぶりにこの道を通ったので

象の像で停まってみたぞう。

(ダジャレではございません韻を踏んでるんです)





アフリカンサファリのアフリカゾウ。





たぶん等身大とは思うけど

真下まで来ると大きい。





定番の儀式で無駄な体力を使ったら

由布岳が見える方へ走ります。





もちろんほとんどの人が選ばない道で・・・





別府八湯の源泉がある塚原の噴火口を遠くに望む

大草原。



そういえば今日はこのパーツのテストでもありました ↓




ナックルバイザー(¥2210)←安い


標高が上がって普通ならグリップヒーターMAXパワーで

しのぐ気温だけど5段階中の2段くらいで普通に走れちゃってます。


やっぱり直接風が当たらない効果は絶大。



色もダークなカラーなどから選べて

一番透明な奴してみたけど

そのおかげですこしバイクから離れると装着してるのに

気づかないレベルだよ。





引き続きお手てぬくぬくのまま

由布院へ





由布岳沿いの原生林の中を抜けて

由布岳ビューポイント(バイク限定)





夏の緑の大草原の時期も良いけど

この冬枯れした金色の時って大好きなんだよ。





綺麗な由布岳に震えなから

さらに由布岳が見えるライダーが大好きな場所へ。





やっぱり春の野焼き前のこの風景は格別だ。





時間を忘れて

ずっと下を走る車を眺めていられます。






日差しもあって

風がやむとポカポカしてきました。






雄大な眺めを前に

「2020年もわたしは九州Love」を誓います。





大声で誓った後は由布岳を眺める道を下って

由布院盆地側へ





温泉街はもう日本人の方が少ないほど

ガヤガヤしてるのでちょっと離れたところから

由布院らしい場所でストップ。





本来由布院は由布岳の麓と言う立地と

温泉と里山の景色で大人気になった温泉地なのだけど

街から離れないと昔ながらの風景は見れなくなってきちゃいました。





南由布まで下ると

JR久大線を越える道。





ここからの眺め最高!



残念ながらゆふいんの森号は由布院から久留米方面へ走るので

こっちは走らないけど撮り鉄ポイントとしてはめっちゃ良い。






少し待つと

大分方面から特急「ゆふ」




赤く塗られたキハ185系が

冬枯れした田畑に映えます。




遠ざかるレールの転動音を聞きながら

ヘルメットをかぶってランチ場所へGO。





いつもの由布院燻製工房燻家さんにお邪魔。





なんども来てるので今日こそは違うメニューと思ったけど

やっぱり自家製の厚切りハムステーキになっちゃう。




だって美味しいんだもん。


ランチメニューなので食後の珈琲も付いてて

のんびり由布岳を眺めながら至福のひと時を過ごします。



お店を出たら

すぐ近くに古い洋館があるので寄り道。



「旧日野医院」


素敵な洋風建築で見学できるようになっていますが

わたしがバイクを停めて写真を撮ってるとおじさんが出てきて

車が出れんと言うのでさっさと退散。


こんな場所に停めっぱなしにでもするとでも思ったんやろか?(笑)



撮影終わったら駐車場に停めて見学するつもりだったけど

停めなおすのが面倒になったのでスルーして林道探検しに行きましょう。






JR南由布駅からすこし由布院側へ戻ったところから

林道へ入ります。



最初は杉の森だったけど森を抜けると草原と林の混在する

自然いっぱいの場所に出ました。





始めて来たエリアなのでワクワクします。





すこし走ると分岐があって

「林道 大分中部線」へ





こっちが終点らしいので始点の方を目指して走ってみます。



コンクリート舗装とダートを繰り返す道で

思ったより長い。




景色も草原から普通の森の風景になって

道もすこし荒れて来ます。





茜ちゃんでも走れるレベルのダートなんだけど

停まってスマホの地図を見ると若干飽きてるのにまだ半分も来てないし

庄内方面まで行くと家から遠ざかってしまうので今日はここで

引き返します(笑)



将来軽いオフ車でも買ったら

のんびり走破してみよう。






戻って草原エリアになると

やっぱりここは素敵な穴場だと感じます。





ヒト気はないけどいっぱいの野生動物から

見られてる気がしてならない。



来た道を引き返してると

眼下に由布院の街が見えてきました。




由布院の集落まで戻って

若宮八幡社。





駐車場で湧水が汲める神社ですが

朱塗りの楼門が素敵な神社でございます。





行きに買っておいたお茶のペットボトルに

帰り用の水を入れて茜ちゃんにも給油をしたらk50で帰路へ。





途中のループで一人撮影会をして

ここからはノンストップです。





裏道をつないで安心院の街も通過。





信号も引っかかってない気がするので

一旦停止以外では足を地面に着くことなくガレージに帰還。




さすがに陽が落ちてからの寒さは冬のツーリング

辛さを感じましたが天気も良くて素敵な1日でした。


それでは本日の御乗車まことにありがとございます

お忘れ物のなきようまたの御乗車をお待ち申し上げます。




◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆