(ただいま走り過ぎの為11/2のレポでございます)



今日は陽が短いし早起きすると寒いので遠く行かずに

お隣の山口県の宇部にツーリング。





でも大きなバイクじゃなくて小さいので行くので

冒険気分が楽しめそうな予感がいたします。





なぜ冒険気分?と思うかもしれないけど

チビッ子バイクで九州を出るには高速がつかえないので

普段はツーリングで走らない一般道とか関門トンネルなどを使うので

ちょっとワクワクすんのよ。





わたしんちの近所で3台のちびっ子バイクと合流して

わたしの先導で関門トンネルへ。



交通量の多いところの料金所は後続車に極力迷惑をかけないように

わたしが4台分の80円をあらかじめジャケットのポケットに入れて

先頭で料金所へ行きます。



わたしの順番が来て80円を出そうとポケットに手を入れるものの

冬用のグローブしてるので何触ってるのか解んない(汗)


焦る・・・


料金所のおじさんに「ポケットに手を入れてお金取って~」と

頼んで無事に通過(笑)

(右側のポケットに入れてて良かった)



ふぅ~。


20円だし利用者少ないし渋滞緩和のたバイクはタダにしてよ。




しかも排気ガス臭いし夏は地獄の暑さだし

そもそも同じ日本の中を移動するのにお金がないといけないってどうなのよ。



でもこの時期はムワ~ンとした暑さは感じるけど

ぬるま湯につかってるような程度の温度で

今、海底を走ってるんだと思うとちょっと楽しい。




下関の裏道を走って田舎道に差し掛かる場所にある

コンビニで初めて4人揃って朝の挨拶。



まぁ、紹介もしなくて良さそうだけど

こうさん、もちっこさん、せっちゃんと私のちびっ子隊でございます。




市街地を抜けてk34で菊川方面へ





超快適。


これぞ「山口県」



このまま走れば菊川の道の駅のところに突き当たるのだけど

途中から農道に入って「桜井八幡宮」に寄ってみました。



福岡県の糸島にある櫻井神社は嵐のファンで

いっぱいだけどここはだ~れもおらん。


しかも神社なのにお城のような

石垣が素晴らしい。



さらにバイクで上の境内まで行けちゃう親切な神社でございます。




狛犬だって歓迎してくれます。





本殿はごく普通の拝殿があるだけですが

なによりも境内からの眺めが良いのよ。





のどか~~~!


では、嵐のコンサートチケットがタダで当たることを

祈願したら本日最初の「隧道が好きだ」のポイントへ行きましょう。



裏道ついでに寄った神社なので

引き続き裏道で・・・





人んちの庭で行き止まりでした(笑)



素直に知ってる道まで戻って

本日の本来の最初の目的地に到着。





廃線長門鉄道の中山トンネル。



いつも横を通ってるけど

いつでも寄れると思っていままで行かずに放置してた

隧道です。



しっかり説明版もあるものの

道はこんな感じ ↓




真夏は無理だしこうして蜘蛛の巣を棒切れで掃いながら

突入してくれる方が居る時に

来ようと思ってたので今日はここに寄る最大のチャンスの日なのだ。



まぁ、手前の藪がすこし深いってだけで

すぐにトンネルまで行けました。




オォーー!


もちろん枕木もレールも残ってませんが

埋められることなく見れる貴重な鉄道遺産です。




「中山トンネル」



大正7年に開通した単線の鉄道の隧道で

積み方はイギリス積みらしい。





中に入るとSLの痕跡の煤で真っ黒。




「すばらしぃ」 (フリーザの声で)




出口の明かりが見えてるので

向こう側まで歩いて見ると出口側はさらに藪が深くて

私たちが入った側からアプローチするしかないみたい。





自然に帰ろうとしてる廃線の中に

ぽっかりと空いた穴。





一本目からなかなかいい物件でございました。

(一本目?)



さぁ、戻ろう。



ちゃんと退避壕もあるトンネルだったよ。


県道に戻ってツーリング再開。




k34から美祢方面へ行くため

k267に入るとところどころ紅葉しています。





しばらく快適な道を走って

美祢の市街地にある巨大アンモナイト。





ちょうどここに来る前に化石発掘場の前を通って来たよ。



カルスト台地もあるこの地域は

昔海底だった場所で化石もいっぱい発掘されてるらしい。





どちらかと言うと化石発掘より

資源として活用して栄えてる町でもあります。





美祢インターからインターに間違って入りそうなほど

入口と並走してる県道230号に入って「おじいさんこんにちは」





アート作品なんだけど

怖いわ。




題名は「じいちゃんの鼻の穴に宇宙があった」

と、言うことで鼻の穴を覗くよ。



じいちゃんの鼻の穴をみんなでワーワー言いながら覗くなんて

人生で初めてだ(笑)



で、覗くと題名通り宇宙があったよ。




外観から想像できないくらい綺麗。


仕組みは中が空洞になってて

後頭部に針で開けたような穴がいっぱい開いてるところから

外の明かりが星になって見えています。





とっても綺麗だけど

どうして外観をおじいちゃんにしたのかは不明。



わたしは花粉症なのでやっぱり

鼻の穴を見ると突っ込んであげたくなっちゃう。




ではおじいさんのすぐ近くにある

本日2つ目の「隧道が好きだ」のポイントへ移動。





何度か来たことのある場所だけど

整備されて小さなバイクなら行けるって事で

初めてバイクで隧道のところまで来てみました。





「廃線船木鉄道の大棚トンネル」





一番最初に来た時は鬱蒼とした竹藪の中で

折れた竹などが道を塞いで遺跡のような場所でした。





トンネルを抜けるとぬかるみが深くて

バイクじゃ進めませんがトンネル部分だけでも

歩かず見れるようになってくれてありがたいよ。





隧道本体は石積みの基礎と

煉瓦のアーチで組まれたハイブリット。





切り出された石は正方形もあれば長方形もあって

独特の組み方だ。



では、そろそろ戻って仮面ライダーに会いに行きましょう。




トンネルからはほんとんど移動することなく

BMW繋がりのお友達から仮面ライダーがいる神社があるらしいと

情報をもらった神社があって覗いて見るものの

仮面ライダーが見当たらない。



吉部稲荷神社と思って行ってみたんだけど神社違いかもしれないので

近くにある吉部八幡宮にも行ってみます。




ちょうど秋季祭りの準備中で人がいたので

もちっこさんが宮司さんに御朱印をもらうついでに

仮面ライダーの情報を聞くと確かに稲荷神社の拝殿の中にあるらしい。



正直ちゃんと見てなかった気もするので

再び吉部稲荷神社へ。





神社の入り口にはこんな切り株に

紙垂(しで)が巻かれていました。




あれっぽいので祀ってるのか?


参道の階段を上がるとこんなシャコ貝も。




横の神紋は火焔玉と言って伏見稲荷と同じマーク。





いつ倒れてもおかしくないような

グラグラ動く鳥居をくぐって本殿へ。

(すでに数本倒れています)





小さいながらも朱塗りで一目で稲荷神社だとわかる拝殿。



庭の樹には・・・





何故か急須(笑)


花の一輪挿しとかに使ってたのかな?




では本命の仮面ライダーがいるかどうかですが

八幡宮の宮司さんによると部屋の端にいるらしいので

正面からじゃなく横の窓から覗くと・・・・



イターーー!






仮面ライダー。



貰った情報は何ライダーかは行ってからのお楽しみって事でしたが

これって何?



わたしの世代のライダーじゃないし子育て中に子供と一緒に見てたのは

仮面ライダーブラックでこれは違うっぽいし最近のキラキラした

俳優を使うライダーでは無いよね?



後でkiyomakoさん情報で仮面ライダーブラックRXだと判明。


なんだブラックの次のライダーじゃん。



ヒーローおみくじのオブジェで置いてるみたいだけど

等身大でめっちゃかっこいい。


欲しい!(笑)



では会いたかったライダーが何ライダーが解ってモヤモヤも晴れて

スッキリしたところでランチタイムにしま~す。





一歩間違えるとランチ難民になるような場所にいるので

移動して食べるところを探すより近くにある

職員室カフェで食べることにしました。



名前の通り廃校になった学校の教室で頂きます。



机が懐かしい。


並び方も「班を作りなさい」と言われた時の並び方だよ。



頂くのは定食で

給食と同じメニューではないけど容器はアルミの容器です。



カレーの味が濃すぎて

ご飯をいっぱい残してないと辛かったけど

他はどれも美味しい。


御馳走様~。



ずっと吉部でウロウロしてましたが

ここからは大きく移動。




K37とk30を繋いでず~~っと南下。



山陽新幹線の下をくぐったら

午後の目的地の「瑞松庵」に到着でございます。




瑞松庵って団子屋?とか茶屋?とか聞かれたけど

お寺でございます(笑)



茅葺屋根の山門が可愛いでしょ?




中に入るとほっこりなお地蔵様もいらっしゃいます。




ポーズがウ◯コ中?



御本堂は山陰、山陽地方らしく赤い石州瓦。



もちっこさんが御朱印をもらってると

御本堂の中にある有形文化財の木造聖観音菩薩立像を

拝見させてくれました。





しっかり旅の安全を祈願して

山門で今回少な目の集合。





それぞれ4人分の立像に関する資料を頂き

山口県ラストの物件へ。





「小野田連絡線跡」


現役の山陽本線の上を通る立体交差の

陸橋がそのまま残されている珍しいスポット。



バイクを農道の手前に停めて

歩いて近いてみたけどどこか上がれる場所はない?


裏に周ってみると・・・




なんとなくマニアの先輩方が通ったようなうっすらとした道がありました。


ここも探検隊長のわたしは隊員の安全を

見守るため後ろを歩きます(笑)


下が山陽本線で上が廃線になった貨物の線路跡。




レールは無いけどバラスト軌道の砂利は

そのまま残されています。





陸橋の前後の廃線跡はすでに深い森になってるため

調査は不能。



廃線になってるものの

高規格で作られた陸橋でしかも下は山陽本線なので

壊すに壊せなかったのでしょうね。





なかなかレアな物件で大満足。



ではそろそろ帰る方向に走りましょう。




国道2号線。


原付が走って良いと?と思うほど平均速度がたけ~。



長府まで戻ったところで海岸に出てみました。




遠浅の海の横は海上自衛隊小月教育航空隊の

飛行場があります。




何時もなら赤白カラーの訓練機(T-5)が

飛んでるのだけど休日なのでとっても静か。




眺める海の対岸は北九州。


ここからフェリーでもあれば15分くらいで

渡れそうだけど下関まで戻らないと九州に帰れません。





ずっと2号線だと巨大なカップヌードルの看板がある

日清の工場の先から渋滞するので

途中から内日方面に上がって関門トンネルに入る前の

コンビニで休憩。



ここで行きのトンネルで小銭が払いにくかったので

レジでテープをもらって100円硬貨をバイクのタンクに貼って

支払う作戦にしてみました。


あ、待てよ・・・


なにも行きも帰りもわたしがドキドキすることは無いんじゃない?


って事でじゃんけんで誰が先頭か決めますが

せっちゃんが一発で負けてくれたよ。




グロムのタンクに100円を貼っつけて

トンネル入り口の車列をすり抜けて料金所へ





後続にはすり抜けさせていただいた

たくさんの車の目が光っています(笑)


この緊張はじゃんけんで決めないと

不公平だよね。



焦ったせっちゃんはテープごと

渡して無事に通過。




関門海峡の海底をくぐって

門司のめかり公園。





地元なので滅多に来ないけど

今日は寄り道ルートでした。





夕焼けは出て無いけど

ほんのりと夕方らしい色に染まる空と関門橋。





本州まで行ったけど一度も通る事も無かった

関門橋を上から眺めます。





見慣れた風景でもあるけど

やっぱりバイクで来てヘルメットを脱いだ瞬間に潮風を感じながら

見る風景は一味違います。





ではどこかで給油して

どこかで軽く甘い物でも食べる?






帰り道上にわたしがよく行くカフェがあるので

夕ご飯前だけどちょっとだけ甘い物がつまみたいので寄り道。




「Cafe 02」


軽く甘い物って言ってたのに・・・



けっこうガッツリ食べちゃった(笑)



もちっこさんはこれが夕ご飯でも良いって言ってる(笑)



せっちゃんはガス欠が怖かったのか

カフェの手前で離脱してたけどここでこうさんともちっこさんは

街中を抜けて帰るため解散。


わたしは朝と同じく峠越えで帰るルートで

峠の手前で給油してほぼ無給油で遊べた1日でした。



北九州から原付で宇部方面って考えると

意外と遠いイメージがあるけど地図上で南方面に換算すると

日田くらいまでしか行って無いんだよね。



雨が降らないようなので急遽走ろうと思いついた

ツーリングでしたが一緒に遊んでくれた仲間に感謝。



それでは皆様お風邪などひかぬように

またの御乗車をお待ち申し上げます。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆