(※走り過ぎてレポが追いつかないため10/28のツーリング)



#58942;

今日の最長到達点は「島根県」





陽がどんどん短くなって日帰りで遠くまで行くのは

今年はこれが最後かもしんない。



あ、わたしの中の「遠く」は往復400km超えを目安にしています。

(阿蘇はギリギリ超えない距離です)




一番家から離れたところは島根県ですが

まずは山口県の美祢西ICで高速を降りて

インターチェンジの目の前にある旧厚保郵便局。



昭和9年(1934年)の建てられた郵便局跡で

すぐ近くに新しい郵便局が建って移転してからは

良い感じの廃な建物になっています。




しかもわたしが初めて見た時に比べて

ほったらかし放題伸びまくった

蔦が凄いのよ。



ここでグローブを変えたり

ネックウォーマーを外したりと少しだけ身軽になって県道33号線。




美祢からR316に入って北上して

道の駅おふくの先にある石灰窯跡。





前は藪に埋もれてたけど

見学できるように一度整備したらしい。





けど誰も近くまでいって見学しないためか

藪が深くなっています。





この周辺は石灰石が多く取れる産地で

これは昔に生石灰を作るための徳利窯の窯の部分。



煉瓦で組まれた三連アーチがかっこいい近代化遺産でございました。



石灰窯から振り返ると秋晴れの空。




さらにインナーを脱いで

どんどん北上するよ~。





しばらく北上してると道は山から抜けて

日本海側まで出ます。






R191を萩方面へ






三隅の近辺から

ナビを起動して松島方面へ向かう細い道を入っていくと到着。




ウフフ

灯台好きなら寄らねば。




めっちゃカクカクしたシンプルなデザインの灯台。




名称を知らないまま来たけど

プレートを読むと・・・




「松島二子照射燈」と言って

昭和53年生まれらしい。



この年代に多いタイルが貼れた外壁のスタイル。

(便所タイルとも言う)




まぁ、灯台のデザインは萌感がまったくないけど

初めて来た岬なので景色は楽しめました。





離島の幸島が目の前に見えて

さすが山陰の海らしくめっちゃ綺麗。





灯台を出てからは萩市内を通過して

コバルトライン





何時も通る時は寄る

木与の浜のパーキング。





この海の色がたまんないのよ。





真夏のような原色に近い色にはなんないけど

それでもコバルトブルーに感動します。





しばらくこんな海を眺めながらバイクで走る

贅沢な時間を噛みしめながら次の目的地へ




本日の「隧道が好きだ」



惣郷地区にある岩山をくり貫いた隧道で

それをくぐると惣郷川橋梁でございます。




数年前は橋の補強工事でネットが張られていたけど

綺麗になってわたしが来るのを待ってくれていました。



そんな橋で列車を待ちます。


10分ほど待つと遠くからレールの響く音がし始め

トンネルから警笛が鳴り響きます。



「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」





キャーーーー!



かっこいい。





アメフトのヘルメットのようなデザインが

斬新だよ。



イギリスのロイヤルグリーンを彷彿させる

深い緑がめっちゃ高級感があります。



瑞風を見送ったら

もしかしたら追いつくかな?と思ったけど

あれってこんなローカルな場所じゃ停まんないんだよね(笑)



意味なく追いかけてるうちに

もう島根県入りしてました。





ずっと綺麗な海が続いてる中で

わたしのお気に入りの人形鼻。





コバルトブルーの海と荒々しい日本海らしい

風景が入り混じる景色が見れます。





その風光明媚な風景の先に

衣毘須神社。





去年だったか?


2回目の再訪ですが島に続くエンジェルロードも良い感じ。





満潮になると離島になる島で

タイドグラフを見ないまま来ちゃったけど

ちょうど渡れる状態だよ。





ちょっと道が広すぎたけど

まったく濡れることなく渡れそう。



海岸は平べったい小石でできた浜になってて

水切り用の石が選び放題。




対岸に見える出雲まで飛んじゃいそう。




浜辺の小石をザクザク踏みながら

衣毘須神社の参道へ




前に来た時と同じく岩にへばりつくように

今日もダルマギクが綺麗に咲いていました。





土も無ければ日本海から吹き荒れる

潮風に耐えながら咲くけなげな花を愛でる。





本殿に今年一年安全運転が出来た事を報告し

今後の安全も祈願します。





本殿のある岩山の上からの眺めも最高!





ずっと九州を愛でてるわたしにとっては

九州では見ない岩の色や海の色の微妙な違いで

旅情をめいっぱい感じます。





衣毘須神社の周辺も同じような

岩場の海岸が続く。





ダルマギクがたくさんへばり着いた

登れそうで登れなかった岩。





わたしが見つめる水平線の真北には大陸。



誰にも知られずに

ぽっかりと穴が空いた岩。




火山系の固い岩だけど

冬の荒波で削られていくんんだろうね。





こうして日本海を堪能したら

タイトルの龍の道と呼ばれる龍の頭の方へ

向かいたいと思います。






R191を少し戻って道の駅ゆとりパークたまかわで

ランチにしま~す。





食べるのはうなぎじゃないよ。


時間かかるし。




今日は私が滅多に食べない

毎日食べたら絶対体に悪そうなソバめしを頂きます。




焼きそば味のチャーハンに

刻んだ焼きそばの麺が入ってるだけで野菜っ気も

なにも無い男飯。


ご飯だけとは違って麺のモチモチ感が加わって

とっても美味しいけど栄養バランスは最低かも(笑)


近くにあったら無性に食べたくなって

常習化する危険をはらむ食べ物でした。





ランチの後はk17でいままで海だったルートから山奥に入って行き

さらに細い県道306へ曲がると到着。





「龍鱗郷」





「りゅうりんきょう」と言って

阿武火山群が形成した柱状節理が大規模に

露頭している切り通しです。






綺麗な蜂の巣のような六角形の石が

いっぱい。






斜面を見るとぜ~~んぶ六角形の石ばかり。





切り通しにする前は

山全部が柱状の岩山だったんだろうね。




自然の作り出す造形って凄い!



龍鱗郷を出たら

さらに龍の頭の方へ向かいます。





県道17でさらに内陸へ





しばらく山陰らしい石州瓦の家がポツポツと建つ

里山の中を走る。





k124に曲がると

見た事ある道に出ました。





一度真夏の避暑で来たけど

暑かった「畳ヶ淵」





誰も居ない駐車場に銀ガメ号を停めて

淵に降りる階段を下ると柱状節理で形成された

渓谷があります。





ここが阿武火山帯の龍の頭の部分に

当たるらしい。





渓谷の側壁も立派な

柱状節理の崖。





川の中の岩も六角形 ↑ ↓





河童も喜びそうな場所だな。





河童の甲羅も六角形なので

親近感の湧きまくる場所だよ。



あ、みんな知らないと思うけどわたしって

実は河童が大好きなの。





畳ヶ淵は川まで降りる道はあるけど

後は自然の岩の上を歩くしかないので

自分で進むルートを見付けないといけません。



濡れずに歩けるルートをピョンピョン飛びながら

畳ヶ淵の滝へ




段差は無いけど龍の口のギザギザの牙越しに

滝が落ちてるように見える正に龍の頭。





龍の胴体の鱗もくっきりと六角形。





改めて来てみると

こんなに良いところだったんだね。



では陽も短いので

そろそろ帰路につきましょう。




県道からR315へ





途中にある綺麗な牧場のメタセコイヤの並木を見たら

うり坊の郷で1日1ソフト。





トマトジュレのかかったトマトソフトが名物だけど

一度食べた事があるので今日はノーマル。





休憩後は引き続きR315を津和野側へ走って

R9に出らず県道311へ





メイン道路のR9沿いにはりんごの直売所がたくさんあるけど

こっちの道を行くとそのリンゴを栽培するリンゴ園がたくさんあるんだよ。





時期的にリンゴも赤く色づいて

今が旬かも。





美味しそうな赤いリンゴを眺めつつ

R489で南下。





大原湖くらいで綺麗な紅葉が見れるかな?と思ったけど

他の木々は紅葉してるのに銀杏はまだ青々してた。



今年の紅葉は少し遅いみたいだね。



徳地ICから中国道に乗って一気に本州の端っこ。




夕景を迎えた壇ノ浦PA。



メインの売店が工事中で

展望デッキに出れないけど今日も九州へと繋がる橋は綺麗でした。





この風景をみるといつも「ただいま」と言いたくなります。



ほどなくガレージの戻って

銀ガメ号を綺麗にしてあげたら今日のツーリングはおしまい。




朝晩寒いけど澄んだ空気の中を走れて

とっても素敵な1日に感謝。




では長らくご御乗車ありがとうございます

またの御乗車をお待ち申し上げます。



◆◇◆ Minorist Hibiki ◆◇◆