さぁ、今日も健康のため

低山ハイクでございます。

(6月になったばかりの頃のお話)



トレッキングの常連さんの中には同じ山を何度も登る方もいますが

わたしは好奇心と言う刺激が無いと頑張れないので

今日も初めての山に挑戦です。




登るのはみやこ町にある馬ヶ岳。



かつて山城があった場所なので

案内板は「馬ヶ岳城跡」と書かれています。



大谷登山口の駐車場から歩き始めると

農家が点在する静かな路地へ。




民家が無くなる所にある竹林を見上げると

今日もいい天気。



いつもならこんな天気の日は迷うことなくバイクでツーリングなのですが

まだコロナ禍の自粛ムードな時だったため

午前中だけの健康維持活動を継続中です。




道はそのまま進むと農道になって

登るべき山が見えて来ます。



このカタガタ道が森に入るところに

わかりやすい登山口がありました。




かなり前の大河ドラマに関連してる城なので

その時に綺麗に整備し直されてるようです。

(※2014年 NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」)




頂上まで1.4kmちょっとなので

問題なく行けそうな気がする。


数個の山登ってるので

だんだん距離とキツさの感覚が判ってきました。





登山道に入ると整備されてるため

藪もなく歩きやすい。





短パン履いて藪があると朝露などで触れたところが痒くなったりするので

今日はワークマンで買ったクライミングパンツを履いてきたけど

今日は短パンで良かったな。


ちなみに買ったパンツはフィールドコア エアロストレッチクライミングパンツで

ストレッチ素材で通気性もよく登山に適した工夫が盛り込まれてるのに

なんと1900円なのが嬉しいのよ。




登山道は徐々に勾配がキツくなりますが

殆どが階段になります。





勾配が緩くなると普通の登山道っぽくなりますが

他の山とは違う部分が見え始めました。





この両側が谷になる道は明らかに人工的に盛られた道で

敵兵が大勢で攻めれなくする道だと思います。





櫓跡などの説明版も立っていて

城好きはもっと楽しめるかも。



ただ登山道の階段ってキツイ。



自然の登山道だと段差にバラツキがあって

使う筋肉を分散させれるけど階段だと同じ筋肉だけに

乳酸がたまるよ。



でも頑張ってると開けた場所に出ます。




「官兵衛岩」と「又兵衛岩」


秀吉時代に九州を治めていた時の山城で

たぶん官兵衛も実際にこの岩に座ったかもね。


この2つの岩から少し離れたところに太閤岩もありました。




秀吉さんはたぶん来てないと思う・・・



しばらく登るだけで一生懸命だったけど

ここからの眺めが素晴らしい。。




まだ中腹だけど

「登ったぞ~」と思える高さになってきました。





下からだと気付かなかったけど

山の裾野の森林って意外と広大だったんだね。



官兵衛岩から再び登山道へ向かうと

真正面に頂上が見えてきました。




損した気分になるけど一度下って

本丸のあった山の斜面を登ります。





上の方になると山肌は羊歯のシダっ原になってて

緑が綺麗。





最後の階段を上ってると

ニョロニョロした奴がいてドキっ!





蛇じゃなくてホッ!

(ミミズは友達)



階段の先がパッっと明るくなって

「頂上か」と思ったけど頂上より一段低い位置にある

二の丸のあった場所に出ました。




後で頂上も行くけど眺めはこの二の丸の場所が

遮る木々も少なくて一番いいかもしれません。





イヤ~、頑張って登って来てよかった。




ず~~っと先に見えてる街は行橋市。




夏日が予想されてた日だけど

木陰の風はめっちゃ気持ちが良い。



んじゃ二の丸を堕としたので

もうひと踏ん張りして本丸を攻めます。




ここも最後は階段でしたが

頂上の青空が見えて来た。





はい、到着。





いつも足を乗せる三角点の表記が無かったけど

ここが馬ヶ岳の頂上でございます。





山頂から南側を見ると今川と犀川の町。




刈り取り前の麦畑もあるし水田になった田もあって


パッチワーク模様になっています。



眺望は南側しかよく見えないので

とりあえず山頂にある石碑に挨拶。



馬ヶ岳制覇!



では下山。



羊歯っ原を抜けて

敵武者落しの道。




下りの階段で膝がカクカクなりましたが

無事に登山口まで戻りました。



これで登山は一応終わりなのですが

登山口にあった案内版を読むとすぐ近くにも遺構があるらしいので

ついでに見学。




この池の奥に当時の堀切りが残ってるらしい。



池の横に道があるので

向かおうとすると・・・




池の堰堤にアザミがいっぱい咲いて綺麗だったのですが

その中に白いアザミを発見!





最初はアザミの花が終わって種になってるのかと思ったけど

周りのアザミは全部綺麗に咲いてたので変だなと思ったよ。





植えてるわけじゃないと思うし

アザミの白花は珍しいのでいいことあるかな?



では堀切へ。




池の横の道を100mほど進むと

斜面が削られてる場所があります。





ここが史跡の「堀切」らしい。



たしかに人工的に削られてるのはわかるけど

よほど歴史が好きじゃないとわざわざ来るような場所じゃないな(笑)





来る時に歩いた農道をテクテク歩いて

駐車場に戻ったのだけど駐車場の向いに気になる神社があるのよ。





見た目的には田舎でよく見るような

感じの小さな神社なんだけど神社の名前が「小鳥神社」って言うの。




なんて可愛い名前なんでしょう。



結局狛犬が小鳥と言うこともなく

ただ名前が小鳥ってだけだったのだけど

本殿は珍しい下り宮でした。




超マイナーな神社らしいたたずまいですが

せっかく来たのでしっかり参拝させていただきます。





トレッキングの安全のお礼と

悪疫退散!



と言うことで今日もお腹の脂肪を燃やして

午後は家でゴロン。



寝転びながらスマホで

次の山を探しましょう。