ツーリングの朝が来ました。





きっと寒いだろうと覚悟してたけど

すこし曇ってたおかげで放射冷却が弱く霜じゃなく

夜露ですんだ香春の夜明け。





今日はもちっこさんが国東半島方面へ行くらしいので

新しいマフラーの感触を確かめるついでに便乗ツーリングでございます。





う~ん、朝日を受けて

美しさ倍増。





まぶしい日差しに向かって

香春のRに行くとスタートはもちっこさんとこうさんの3台らしい。





わたしは便乗なのでおとなしく後ろを着いていくよ~。





アグリラインを走って耶馬溪へ向かいますが

登り坂ですこしだけスピードが落ちるので

やっぱりピークパワーはアウテックスのマフラーの時よりダウンしてる気がします。

(もちろんノーマルよりは確実にパワーは出てる)


なにより前を走るバイクの音が聞こえるし音楽も鮮明に聴ける。

(以前は自分のバイクの音しかしね~よ)




耶馬溪に入ると紅葉シーズンと言うこともあって

すこし車も増えて来ますが車列に並んで走る事もなく

すぐに「御霊もみじ」に到着。





もう落ち葉の方が圧倒的に多い状態ですが

これはこれで綺麗じゃございませんか。





いかにも晩秋の紅葉って感じで

風情があります。





長い階段の苔と

赤い落ち葉のコントラストがステキ。




ただ登る時は滑りそうで怖い。



やっぱり迂回する坂道で上がろうと思って

階段を戻ってるとバイクの音が・・・



いのぶたさんそら豆さんペアのGSが到着。



「お久しぶりで~す」





5人になったところで

御霊もみじのお堂の方へ上がって集合。





同じ耶馬溪にある銀杏の落ち葉が綺麗な神社は

いのぶたさんが前を通ったら綺麗に掃除されてたらしいので

先には行かずに当初の目的通りに国東半島へ向かう事になりました。




御霊もみじのところが山の影になっていて

くっそ寒かったのでとりあえずコンビニで暖かい珈琲タイム。




k44で宇佐のエンジェルさんのいるローソンまで行くと

遅れて出発したとのじんが合流。





6人5台になったところで

いのぶたさんが探したけどわからない隧道があるって言うので

わたしがご案内。





なんども来たことのある隧道だけど

知らないと絶対通り過ぎちゃう隧道なんだよね。





戦時中に陸軍が掘ったらしい

素掘りそのままの隧道。





奥にいくと恐ろしいほどでっかいゲジゲジがいるので

入口の方だけな。



それにせつらさんの爆光ライトに対抗して

90000ルーメンと言う超爆光ライトを注文してるけど

まだ手元に届いてないので奥には行きません。




マイナーな隧道を案内したついでに

わたしの先導のまま国東半島の付け根の豊後高田へ





ここにわたしの「隧道が好きだ」の隧道があるのですが

バイクで通過できる隧道のはずだったのに通行止になっとる。


フェンスで入れなくなってるけど

反対側からの方が覗きやすそうなので反対側まで

ナビが付いてるこうさんに案内チェンジ。

(わたしのスマホはもう案内終わって画面切り替わってるから)




あまりにもマイナーな場所なので

ナビをもってしてもすこし迷いつつ無事に反対側に到着。




「塔ノ御堂隧道」(たぶん)


わたしは特に廃道が好きってわけでもなく

実はバイクでそのまま通過できる隧道が好きなんだよね。


楽だし(笑)



なのでグーグルの車が走ってるのをストリートビューで確認したから

来たわけだけど崩落の危険があるらしく通行止になっとった。




覗いた感じはまだ大丈夫そうなんだけどな~。





入口付近に落ち葉が溜まってるだけで

アスファルトも綺麗だしせめて車両通行止くらいで良さそうな気がします。





コンクリートの吹付けもなにもされて無い

素掘りそのまんまなのがかっこいい。




入口もトンネルと言うより

「洞窟」へ入るような雰囲気だね。



ではトンネルが抜けれないため

ここで行き止まりなんで引き返しま~す。




ここからは国東半島で行く場所が唯一決まってる

千燈寺跡へ





山香国見線で半島の真ん中をつき切って

細い林道へ入ります。




でっかいバイクじゃあまり走りたくない道でした(笑)

(だから今日は茜ちゃん)



原っぱのような駐車場にバイクを停めて

千燈寺跡へ向かう石畳みを歩く。




石畳みの丸い石に苔が付着して

滑りそうで怖いけど注意しながらすこし歩くと

でっかい銀杏の樹が見えてきました。





その欅や銀杏のある石垣の上が

「千燈寺跡」




御本堂はもう無いけど

仁王像はそのまま残されています。





迫力あるけど見事な団子っ鼻の仁王様。



本来なら境内は銀杏の落ち葉でふっかふかになる予定ですが

やっぱり今年の紅葉のタイミングはどこもバラバラで

あまり落ちてない状態でした。


でも秋らしくマムシグサの実は真っ赤に熟しております。



美味しそうだけど毒だからね。






紅葉の見どころはココですが

千燈寺跡はまだ上まで行く道があるので登りますよ。





大浪池登山と比べるとへのかっぱ。

(へのかっぱとか何年ぶりに言っただろう?)



しかも登れば登るほど雰囲気が良くなります。





明らかに年代が違う石段になる上部に

お堂が見えて来ました。




やっぱり歩くというか登るマイナリスト。


今日はわたしはただの便乗人なので

登ったり歩いたりするのはわたしのせいじゃないという証明が出来ました。



あ、忘れてた

ここを登ってる時にまたまた遅れて出発したせっちゃんが合流だよ。


7人揃って本日の

めりこみシリーズのお堂に到着。




見事なまでに綺麗にすっぽりと収まってる。



お堂の扉を開けると・・・




羅漢様がずら~り。


お堂が収まってる崖の部分にも

磨崖仏がたくさん刻まれていました。




さすが国東半島と呼べる

文化を感じます。



すこし先に行くとこれまた国東半島らしい眺望も眺めれます。





ヒァーーー!



お尻がムズムズする~!





せまい崖でへっぴり腰になる方々。



下を見れば腰の力が抜けそうだけど

眺めは最高!




国東半島独り占め。



めりこんだお堂から

別のルートで下山すると石塔の群落があります。




国東らしい石塔がいっぱい残る場所ですが

古いお墓なのでジドリは自粛(笑)





廃寺感漂うスポットでした。



すこし下ると登る時と同じ道に戻るので

ここで初めて全員集合の集合。



今日はこの7人6台で遊びます。



滑りそうな石畳みの道を下って

バイクたちに再会。




他にいないからって

なんだ?この自由過ぎる停め方は?(笑)



さて、お腹もすいてランチにしたいのだけど

山奥にいるのでお店なんてな~んもない。



とりあえず海沿いまで行って

ランチ場所を確保。



今日は「サンタナ」さんで

エビフライのランチだよ。




すぐ沖合にある姫島がクルマエビの養殖で有名な場所なので

他にも美味しそうなメニューがあったけど迷わずエビ。


エビも当然美味しいけど

すこしマスタード風味のタルタルソースがめっちゃ美味い。



御馳走様した後は

すぐ近くにある「山神社」にご案内。



「やまがみしゃ」と読むか

「やまじんじゃ」と読むかは知らん。


とにかく小さな神社で

超絶マイナースポットなんだけど

この狛犬に会いたかったのよ。




めっちゃ可愛い。



赤塚不二夫タッチな顔が

たまらん!





しかも子宝の神社なのか知らないけど

狛犬には阿吽のどっちも子犬がいっぱいくっついてる。

(少し怖い顔もあるけど)





前にもいるし

おんぶされてる子もいます。





狛犬って言うより猿っぽい後姿(笑)




もちっこさんも御朱印は無いけど可愛い狛犬に

お喜びになられたようで一安心。



この笑顔のまま帰れるように

安全運転を誓って帰る方向へ。





陽がますます短くなったので

まだ昼を過ぎたばかりでも帰る方向に走らないと

すぐに真っ暗になっちゃうしね。



ただ帰る方向に向かって走ると言っただけで

ツーリングが終わったわけではなくて

ソロツーリングではまず寄る事の無い粟島神社に来てみました。



だってカップルしかいないんだもん。



そら豆さんもとのじんも来た事が無いと言うので

下の本殿まで来てみると石を投げて願掛けする石を発見。





100円で2個選んで投げるシステムのようです。





的は海の中の岩のくぼみですが

入りそうで入らない距離なんだよ。





あまりに悔しいので200円使って

なんとか私だけ入りました。





久し振りに来たけど

立派な本殿とかないけど可愛い神社です。





海はいかにも国東の海って感じで

青いけど透明度はそれほどない。





では寄り道スポットもほぼ消化したし

最後の集合。





バイクに戻る時に女子力のあるわたしは

しっかり隠れハートを見つけたよ。





粟島神社からは帰りに気になるお店でパフェが食べたいという

リクエストが出たので

適当な裏道で行くと言う理由でわたしが先導。





その適当な走りのおかげで国道から反れて

豊後高田の街を抜けると言う選択をしたのだけど

ちょうど銀杏並木が綺麗な時でした。





鮮やかな黄色を背景にマテ貝顔のマフラーも

美しさ3倍でございます。





なんて事のない短い並木なんだけど

昭和の町が近い観光地って事もあって

若い女性がいっぱい写真を撮ってたので便乗。





ヘルメット星人がバラバラで

好き勝手に撮影タイムを楽しんだら裏道ばかりで

中津方面へ走ります。





広い平野部なので道もぺったんこ。




まだ宇佐市ギリギリのところで

せっちゃんが気になってたと言うパフェのお店に到着。


お店の玄関にはでっかく「苺パフェ」の看板が・・・


しかし。



パフェは女性と子ども限定だって。


そんなのあり?

ラーメンとかかれたお店に入ったら男性は

チャーハンとちゃんぽんしか選べないのと一緒だ。



しかも支払は各自での支払いはご遠慮くださいって

完全にお店ファーストのお店でした。


とりあえず普通に美味しいので

気になる方はどうぞ。



スイーツで帰りのカロリーを補給して

ここからはせっちゃんの先導で帰りますが

途中の綺麗な夕焼けもマジックアワーも停まってくれないので

そのまま大任の道の駅まで一気に帰っちゃいました。



道の駅では毎年恒例のイルミネーションが

ギラギラ。



今年のテーマはオリンピックみたい。


週末だったので

光の道は順番待ちの列ができてます。




これを見るともう「冬」って感じだね。





なのでもしかしたら

今回のツーリングが今年のラストツーリングになるかもしれません。



もしかしたらだけどね。

(一応わたしもサラリーマンなので師走はそれなりに忙しいのよ)




人ごみで迷子になりそうだったけど

最後に揃ってここで解散の御挨拶。




いのぶたさんの帰るルートの解るところまで

案内して道なりにバラバラになってガレージに帰還。


マフラーも静かになって

疲労感もほとんどなく遊べたツーリングでした。



ではもし今年中に走るチャンスがあれば

よろしくお願いいたします。



◆◇◆ Kunisaki Touring By Hibiki ◆◇◆