コロナ禍って事もあって今年初の島ツーリング。





渡る島はほぼ福岡では?と思う

位置に浮かぶ壱岐島。

(隣の佐賀県をすっ飛ばして長崎県です)




KSR110を買った時に最初に島旅をした島で

2度目の上陸となりますが前回が2016年なので4年ぶりとなります。



で、世の中はシルバーウィーク。



コロナ禍なので船外で過ごせれる距離の

船旅を選んだわけですがそのチケット売り場に並ぶと

いつもの事ながら九州郵船の発券所は

何故だか効率が悪くて毎回行列ができるんだよね。



早目に列に並んだので前の方だったけど

どんどん後ろに列がつながっていくよ。

(間隔を空けて並ぶのでめっちゃ長い行列に見えます)


さすが連休だな~と思いつつ自分の番になって

手続きをしてると横の窓口に後ろに並んでたおじさんの

順番が回ってきたら「もうバイクはいっぱいで乗れません」と言われてるよ。





あっぶね~~!

わたしがバイクを積めれる最後の1台でした。



大きなフェリーだけどバイクを繋ぐ金具の数が限られてて

予約は出来ないシステムなので危なかったよ。

(早く改善してほしい)



壱岐対馬へ向かうフェリーは定刻通りに博多港に入港。


バイクは10台くらいだったと思うけど

周りがモタモタしてる間に

1番に乗船して広いスペースで大の字になって寝ころびます。



すこしウトウトして周りが騒がしいので目を覚ますと

人がいっぱいだよ。


密にならない距離をみんな取ってるけど

外のデッキに出て潮風にあたりながらフェリーに驚いて滑空する

トビウオを眺めてると壱岐の郷ノ浦港へ入港。



ただいま~~!


これが自粛後初の長崎県。



再び島大好き響がおじゃましま~す。


この後、島を走り回るけど

外周を順番に丁寧に廻ることなんてしなかったので

どの道を通ってなんて説明はありません(笑)



まずは船が着くのが12:20ですでに13時になろうとしてるので

郷ノ浦にあるローカルなコンビニでおにぎりを買って港で食べて

島の南端にある名前がかわいい海豚鼻に行ってみました。



岬の手前に数台車が停めれるスペースはあるけど

先へ行くには徒歩になります。


ずっとこんな草原だったらいいのだけど

けっこうな藪に・・・




藪といっても釣り人が作った道が出来てるので

それを辿っていくと海豚鼻灯台が見えてきました。




「海豚鼻灯台」



高さは10mで初燈が昭和42年の

白亜の灯台です。





周りの草原が刈れて冬みたいに見えるのは

台風による塩害だろうね。





真っ白で青い海に映える灯台は

近くで見るとタイル張りなのがよくわかります。





高さは10mと低いけど

崖の高さを合わせると31mの高さから海の安全を見守る

灯台でございます。



その21mの崖の上 ↓




体がまっすぐにならない怖い崖でした。



海豚鼻灯台から戻って島の東岸をすこし進むと

初瀬の漁港があるのですがその手前の法面にある立体画。



落書きレベルだけど

崖の吹き付けの凸凹を見て何かに見えるといつも

思ってたのを実現してくれてたよ(笑)




描くまであの排水の穴と盛り上がりを見て

牛に見えてて書きたくてウズウズしてたんだろうね。





他はさらに落書きレベルになるので

サラっと見学して先へ。




海岸の近くを走るとフワっと香る防風林の松の香りが好き。



ちょっとこの道行けるの?って路地に入ると

海岸に出ました。



ガードレールも何もない道を行き止まりまで走ると

志々岐神社に到着。




海を望む鳥居から階段を上がると

素朴な拝殿があるだけの神社です。





海の安全を見守ってくださってる神社だと思うけど

境内には怖い亀。





よく石灯篭の下に居たりする

神獣です。





一見怖いけどよく見ると可愛く見えてくるよ。


その亀の横には鶴じゃなくて鷹。



どうしてうつむいてるのかわかんないけど

かっこいい。


最後にモンキーで来たからには

猿に会わないと。



見ザルがふざけた三猿でございます。


猿だらけの壱岐に猿で来たかったんだよ。




猿の茜ちゃんに戻って

さらに海岸沿いを行くと綺麗な海水浴場があります。




筒城浜でビーチには観光客が数組いたけど

さすがに泳いでる人は居ない。





さらに東岸を走って乙宮神社。



神社巡りをしてるように思えるかもしれないけど

ここはこの大きなエノキが見たかったの。



大好きなアコウに似た

見事な枝ぶり。



本殿のある境内から斜めに向かって

伸びてるのが凄い。




たくましく潮風に耐えながらたつエノキに元気を

分けてもらいますがここにも三猿がいました。





壱岐はやっぱり猿だらけ。


乙宮神社の拝殿で旅の安全と疫病退散をお願いして

端っこから外を覗くと青島のある湾が一望できます。



この湾の一角にある小島神社へ。




また神社?と思うかもしれないけど

ここは干潮時にエンジェルロードができるトンボロの島なんです。





4年前は案内板も無かったマイナーな場所だったけど

駐車場も出来て観光客がいっぱい渡ってるよ。





神社には岸から拝むだけにして

大きな通りに出るとでっかい杉の樹を発見!




壱岐国安国寺跡の大杉。


これは前回のツーリングでは見て無いな。



特に森に囲まれてるわけでもない境内に

ポツンと立ってるのでめっちゃ目立つ巨木でした。




壱岐最大の大杉の奥には古くは京都の南禅寺と通じる

安国寺跡の師子窟。



ここだけ時の流れが変わってるような

錯覚を覚える場所でした。




島らしい道をさらに北上して山手に入ると

ちょっと怪しい?お寺があるよ。




諸津観音白歯雪公園と言うお寺さんなのか公園なのか

いまいちわからないところで

カクカクした三重塔の日陰に

茜ちゃんを停めて境内に入るとインパクト強めの門。




フクロウいっぱいの門をくぐると

ずっとさっきからポンポンとスピーカーから音がしてた正体が判明。




モーター音に合わせて木魚を叩く人形だけど

音はスピーカーから(笑)



大きな観音様などに手を合わせながら

中を歩きますが仏像の数が多過ぎて後半は素通りになっちゃう。


そんな仏像の中に発見しちゃいました!



河童!


壱岐でも「1日1カッパ」



実際は1カッパじゃなくて大勢いますけど。



河童に囲まれてほっこりした気分になりつつ

先へすすむと道はどんどん坂を下っていき

最後に真新しい小屋がありました。




その小屋からは壱岐のマチュピチュとも呼ばれる

りっぱな石垣。




山田さん親子が2代で築いた「おとうの遺志積」



作った理由は畑とかを作るんじゃなくて

「ひまつぶし」(笑)



TV番組の珍百景で取り上げられたので

こんな見学小屋を作ったみたい。



それにしても暇つぶしで積んだにしては

山田さん親子は積み方のセンスが良いな。



石垣の上からは壱岐の海が一望できます。




小さな島でも見どころいっぱい。


諸津観音のほど近い岬には

こんな「廃」な場所もあるんです。



旧日本海軍見張所。


場所的に日露戦争の日本海海戦の時の物かと思ったけど

太平洋戦争時の物らしい。




中は本土の遺構のように落書きもなく

当時のまんまのような状態です。



夏なら寝泊りできそうな建物だけど

見張り用の天井に上がる穴が開いてるので雨は防げません。




当時は上がる梯子もあったんだろうね。




鎌倉時代からの元冦など何かと軍事的に

重要な島だったことが分かります。



こんな戦争遺産の残る岬ですが

すごくありがたい物もあるんです。



沖ノ島遥拝所。



宗像三女神に守られているわたしにとっては

ここはスルーする事なんてできません。



しかも今日は沖ノ島が運よく見える日でした。


沖ノ島を西側から見る角度なので

よく紹介されている沖ノ島の形じゃなけど

ありがたいお姿に手を合わせずにはいられません。



宗像三女神の田心姫神(タゴリヒメ)に旅の安全を

祈願したら内陸側に走って男女岳ダム。



ダムの堰堤には等間隔で猿が鎮座してました。


ではそろそろ夕方になるので

夕食にしましょう。


宿はとってるけど朝食のみのプランで

歩いて行ける場所に飲食店がないので夕食だけ

郷ノ浦で食べようと思います。



まだお客が増える時間じゃないので

早めに営業してくれてるお店を探してお邪魔します。



お食事処「太郎」さん。



壱岐はウニが有名だけど

旬じゃないし入ってないらしいのでお刺身定食。



地の物の証拠に刺身にサーモンが入ってません(笑)


定食についてるお味噌汁には大好きな

アオサが入ってて嬉しい。


宿まで走らないといけないので

ビールが飲めないのが残念だけどおいしくいただいて

民宿でビールを部屋に持ってきてもらって部屋飲みして

壱岐初日のツーリングはおしまい。


って事でメインは明日。




ではおやすみなさ~い。


つづく



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